こんにちは!黒猫賃貸【風俗・水商売・夜職専門不動産】の中の人です。
申し込みをしていた物件の入居審査に通過し、晴れて「これから新居へお引越しだ!」と思ったあなた!
喜びの反面、下記のように思ったことはありませんか…?
審査通ったはいいけど、引越しって何から準備すればいいの?
役所の手続きって何をやればいいんだろう?
事前準備のやることリストがほしい…!
引越しを複数回経験されている方ならまだしも、これから初めて1人暮らしをする方、まだ2回目、3回目の引越しに慣れていない方などなど、引越しってそこまで頻繁に経験するものではないでしょうから、事前準備や役所手続きなど分からないことが分からないといった方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、水商売や風俗業界に従事する方向けに、入居審査に無事通過したことを前提として引越し前後での事前準備や、役場などでの手続きなど、やること、やっておいた方が良いことをリスト化しました。
この記事は、水商売・風俗などの夜職専門不動産の現役営業マンが執筆していますので、信憑性は確かです!
入居審査に通ったら引越し前にやることリスト
1.管理会社に退去予告をする
入居審査に無事通過し、新居への入居日が決まったら真っ先に現住居の管理会社へ退去予定をしましょう。
この解約予告を面倒くさがると後々更新料などでトラブルになる可能性があります。面倒くさがらず、すぐに管理会社に退去日を伝えるようにしましょう。
また、駐車場や駐輪場を別途契約していた場合は、併せてそちらも解約予告をしましょう。
2.引越し業者の選定
引越しが決まったら、引越し業者を決めます。
引越し業者に関しては、引越し侍の予約サービスなどを利用し必ず複数社に見積りをとるようにしましょう。
3.荷物をまとめる
引越し業者が決まり、段ボールが届いたら徐々に荷物をまとめていきましょう。
もし、荷物の整理が間に合わない、急な引越しでひとまず間に合わせの引越しだから荷物が収納しきれない…といった場合は、宅トラやハローストレージ、加瀬倉庫といったトランクルームのサービスを利用すると良いでしょう。
4.電気・ガス・水道などのライフラインに連絡する
入居審査に通過したら、現住所での電気、ガス、水道といったラインラインの停止、閉栓手続き、新住所での開始、開栓手続きを行います。特に、ガスについては当日立ち合いが必要となりますので、なるべく早めに予約をするようにしましょう。
電気、ガス、水道といったライフラインは電話から連絡してしまうと待ち時間が非常に長いので、WEBからの手続きがおすすめです。
5.不用品を処分する
基本的には市区町村で行っている不用品回収のサービスを利用していただくのが一番お勧めです。
しかし、家具のサイズやお仕事の兼ね合いでどうしても不用品回収のサービスが間に合わないといった場合には、エコノバのような不用品回収の見積りをお願いしたい人と、不用品の回収をしたい人とのマッチングサイトを使用すると、より安い金額で不用品回収を処分することができるでしょう。
また、大きな家具・家電をTwitterなど個人間で売買したけどどうやって送ればいいの?といった場合には、デカ宅をご利用いただくと良いかもしれません。
6.家具・家電を準備する
ありきたりではありますが、ニトリやモダンデコ、エアリゾーム インテリアといったお部屋全体で統一感のあるコーディネートのできる家具屋さんで入居日に合わせて家具が届くよう購入しましょう。
もし、お部屋の契約でお金をギリギリまで使ってしまって「家具、家電を用意できるか怪しい…。」といった方には、家具家電のサブスクリプションサービス「CLAS」やairRoom(エアールーム)といった家具のレンタルサービスを利用していただくと、入居時の費用を抑えることができます。
また、女性のお客様ですと、「引越しを機にウォーターサーバーを使いたいです!」といったご要望も多いです。もし、ウォーターサーバーを使ってみたいと思っていたなら、プレミアムウォーターやコスモウォーター、フレシャスといったサービスに事前に申し込みをしておきましょう。
一度家具を配置してから、ウォーターサーバーほどの大きさのものを設置するとあとあと苦労しますので、引越しと同時に手配していただくことをお勧めいたします。
7.インターネット回線の移転・申し込み手続き
昨今はやHuluやU-NEXT、dTVといった映像サービスの発展に伴い、データ通信の大容量化に伴いWi-Fi環境がなくてはならない時代になりました。
インターネット回線は建物に無料使用することの設備を除くと、申し込みから利用開始までに時間がかかります。ですので、入居審査に通った段階で早めに手配するようにしましょう。
キャリアごとに割引があるネット回線や実際のニーズをまとめてましたので、参考にしてみてください。
キャリアetc | 契約すべきインターネット回線 |
---|---|
docomoをご契約中の方 | 【ドコモ 光】 |
auをご契約中の方 | 【auひかり】or【So-net 光 コラボ】 |
Softbankをご契約中の方 | 【Softbank 光】 |
すぐ引越す可能性のある方 | 【SoftBank Air】 |
引越し前後における役所などの手続き・住所変更について
8.転出・転入届の提出
引越し日が決まったら、まず行うべきは役所への転出の届け出と、新住所での転入届になります。
「異なる市町村区」か「同じ市町村区内」の引越しかで手続きが変わる点に注意してください。
転出届(異なる市区町村へ引越す場合 | 旧居の区役所や市役所、役場に転出届を出し、転出証明書を受け取ります。 |
転入届(異なる市区町村へ引越す場合) | 新居の区役所や市役所、役場に転入届、転出証明書を提出します。 |
転居届(同じ市区町村へ引越す場合) | 現在住んでいる区役所や市役所、役場に転居届を提出します。 |
異なる市町村区への引越しのとき
引越し先の市町村区が異なるときは、次の手続きがそれぞれの場所で手続きが必要です。
転居届 | 現在お住まいの役所(役場) |
転入届 | 新しい住所の役所(役場) |
それぞれについてご説明しておきましょう。
手続きの手順
引越しが決まってからの手続きの手順については次のような流れです。
①旧住所の役所・役場で「転出届」(印鑑登録の抹消)
②新しい住所の役所・役場で「転入届」(印鑑登録)
必要な者を一覧にまとめてみましたの参考にしてください。
項目 | 旧住所でやること | 新住所でやること |
---|---|---|
住所にある届け出書類 | 転出届 | 転入届 |
手続きのある期間 | 前後14日間以内 | 14日間以内 |
必要なもの | ・本人確認書類 ・マイナンバーカード ・住民記帳台帳カード ・保険証や医療証など ・印鑑登録証 ・印鑑 | ・本人確認書類 ・マイナンバーカード ・住民記帳台帳カード ・保険証や医療証など ・印鑑 |
備考 | 転出証明証の発行 | 転出証明証の提出 |
転出届は引越しの前後14日間ですが、転入届は引越しから14日間以内という違いに注意しましょう。
転入時には転出届と引き換えにもらった「転出証明証」も持参するようになります
マイナンバーカードや住民基本台帳カードがあるときは、それらが「転出証明書」の代わりになり、転入の手続きもカードを利用して行います。 後述しますが、印鑑登録関連の手続きも転出・転入手続きの際に一緒に行ってください。
同じ市町村区内の引越しのとき
市町村区が変わらないときは「転居届」になります。役所や役場にある「転居届」を、お引っ越しから14日間以内に記入して提出してください。
手続きの期間 | 14日以内 |
役所にある届け出書類 | 転居届 |
必要なもの | ・本人確認書類(身分証やパスポートなど) ・マイナンバーカード ・住民基本台帳カード ・保険証や医療証など ・印鑑 |
9.印鑑登録(実印)の住所変更手続き
引越しの際には、登録している実印の住所変更も行う必要があります。マイナンバーカードや住民基本台帳で登録している人も手続きは必要です。ここでは転出・転入手続きと一緒に行うことを前提にご説明しておきましょう。
印鑑登録(実印)の手続き方法
項目 | 旧住所でやること | 新住所でやること |
---|---|---|
役所にある届け出書類 | 登録印鑑抹消(廃止) | 印鑑登録 |
必要なもの | 印鑑登録証明書(転出時) | 登録用の印鑑・身分証明書など |
旧住所の役所・役場では「抹消(廃止)」を行い、新住所で新たに登録することになります。登録可能な印鑑については、自治体により異なる部分もあるので、必ず事前の確認をしておきましょう。
10.運転免許証の住所変更手続き
車などの運転免許証の住所変更についても住所変更の手続きが必要です。
手続き方法:新住所の最寄り警察署・運転免許試験場・ゴールド免許センターで行う。
- 運転免許証
- 申請書(申請場所にあります)
- 新住所の住民票
- マイナンバーカード
(※④については、住民基本台帳・健康保険証・公的機関からの郵便物でも可)
11.マイナンバーカードの住所変更手続き
マイナンバーカード(通知カード)についても新住所への書き換えが必要になりますが、引越し前の手続きというのはありません。
手続き方法:新住所の役所・役場で転入届を提出する際に一緒に提出する
・家族全員分のものが必要
・別途身分証明証などを求められる
マイナンバーカードは、新住所でも既存のカードに追記するようになります。現在のカードを引越しのときに処分しないように気をつけてください。紛失などでのカードの再発行は有料です。
12.パスポートの住所変更手続き
パスポートについては、住所変更だけなら特別な申請は不要で自分で行えるようになっています。
手続き方法:自分で「所持人記入欄」にある旧住所を二重線で消して新しい住所を書く
・法的な変更期限などは設けられていない
・記載と違う場合は出入国手続きに支障がでることもある
このときに「記入欄以外に書かない」「修正液や修正テープなどを使わない」ことに注意してください。
住所変更の申請が必要になるケース
次のようなときは、パスポートの住所変更が必要になります。
- 婚姻や養子縁組による戸籍上の姓の変更
- 家庭裁判所の許可によって行う姓名の変更
- 国際結婚などによる配偶者の姓を別名記載するとき
- 本籍地の都道府県名の変更(※同一の都道府県内であれば不要)
申請場所は各都道府県の「旅券センター」になり、残存有効期間に応じて「新たなパスポートを作る」か「記載事項の変更」を選ぶようになります。
13.健康保険証の住所変更手続き
健康保険証については、「国民健康保険」と「社会保険」で手続きが変わります。
国民健康保険の人
国民健康保険の人は「違う市町村区」か「同じ市町村区内」お引越しするのかによって手続きも変わります。
どちらも手続き自体は、利用する役所(役場)の健康保険を管轄する窓口で行うようになります。
期限は引越ししてから「14日以内」となっていますので、忘れないように手続きを行っておきましょう。
違う市町村区に引越しする場合
旧住所で既存の保険証を返却し、新しい住所の役所(役場)の健康保険証を、管轄する窓口で新たに発行してもらうようになります。
旧住所役所(役場) | 資格喪失届 |
新住所役所(役場) | 加入手続き |
転出/転入届とは別に行う必要があることに注意してください。
同じ市町村区内の引越しをする場合
役所(役場)の健康保険を管轄する窓口で「住所変更」手続きを行う。
どちらも持参するものは転出/転入届のものと同じですので、保険証の手続きもほかの手続きと一緒に行っておいた方がよいでしょう。
社会保険の人
企業などに勤めている場合に加入する「社会保険(厚生年金・共済組合・船員保険など)」については、加入保険団体により異なります。
お勤め先に「住所が変わる」旨を伝えると、必要な手続きについてあれば指示が出ますので、早めに申告しておきましょう。
14.国民年金・厚生年金の住所変更手続き
国民年金に加入している人は、第1号〜第3号被保険者ごとに手続き先が変わります。
対象 | 届け出先 |
---|---|
第一号被保険者 | 市区町村の役所(役場) |
第二号被保険者 | お勤め先 |
第三号被保険者 | 配偶者の勤務先 |
それぞれの申請先で「住所変更」の旨を伝えて必要な書類に記入後提出してください。
厚生年金に加入している人
国民年金第2号被保険者の資格も有しているので、お勤め先に「被保険者住所変更届」を提出し、同時に変更してもらいます。
15.犬や特定動物を飼育してる場合はペットの住所変更手続き
ペットの住所変更手続きについても、引越し先が「異なる市町村区」か「同じ市町村区」かで手続きが変わります。手続きの期日は特に定めはありませんが、新たに飼うときは30日以内に行ってください。
異なる市町村区への引越し
「転出手続きは旧住所」で「転入手続きは新住所」の役所(役場)または地域によっては保健所での手続きとなります。
①旧住所の管轄機関で転出の届け出
②新住所の管轄機関で「登録事項変更届・旧住所での鑑札・注射済票(予防接種済みの場合)」を提出
手数料については、登録料と注射済票の交付料及び鑑札料がかかるかかるなど、地域によって異なります。
同じ市町村区での引越し
管轄機関において「登録事項変更届」の提出が必要になります。
この手続きは「電子申請」が可能な場合もありますので、お住まいの役所(役場)または保健所に事前に確認しておきましょう。
16.各種サービスの登録住所変更手続き
携帯電話やクレジットカード、金融機関に生命保険、火災保険といった各種サービスの住所変更も漏れなく行うようにしましょう。
特に保険関係は、いざという時に住所変更をしていないと保険金が降りない場合もあるので注意が必要です。
17.郵送物の転送手続き
郵便局で「転送手続き」を行っておけば、1年間旧住所に届く郵便が新住所へ転送されるようになります。
届け出から開始までに「最大7営業日」程度の猶予が必要になるので、引越しが決まったら余裕を持って手続きをしておきましょう。
- 最寄りの郵便局の窓口にある「転居届用紙」を利用して申請
- 郵便局でもらえる「転居届用紙」をポストに投函する
- インターネットから申し込む
以上の3つの方法から利用できますが、転居の事実確認や本人確認を求められることもあり、詳細は手続きを行う郵便局の窓口でご相談ください。
18.児童手当の住所変更手続き
中学卒業前のお子様がいる家庭では「児童手当」について住所変更で、転出の予定日から15日以内に行うものとされています。
異なる市町村区へ引越しのとき
異なる市町村区への引越しのときには、旧住所と新住所の役所(役場)での手続きが必要になります。転出予定日の月までは旧住所の方から支給されますが、翌月以降のものは新住所からとなり、手続きが漏れると受給できなくなるので必ず行っておきましょう。
旧住所 | 「受給消滅届」を提出 |
新住所 | 「児童手当認定請求書」を提出 |
新住所の役所(役場)での届け出の際には、上記のほかに「印鑑・申請者の預金通帳(振込先)・申請者及び子供の健康保険証・申請者の課税(所得)証明証・マイナンバーカードと本人確認書類(身分証明書)」が必要になります。
19.幼稚園や保育園などの転園手続き
お子様が幼稚園や保育園に通っている場合に、地域が離れることによる転園の手続きは次のようになります。
幼稚園の転園手続き
私立の幼稚園については、制服など指定のものが多く必要品購入が多くなる傾向があります。
- 現在の幼稚園の退園手続き
- 幼稚園から「在園証明」などの転園書類をもらう
- 退園届の提出
- 新しい幼稚園へ入園
転園先については、あらかじめ以下の点を確認しておいてください。
入園希望日 | 定員の空き状況や事前面接の有無など |
入園費用 | 入園費・保育料・制服・通園用品などの購入に必要な費用を確認 |
必要書類 | 入園願書・住民票・現在通っている幼稚園の在園証明書以外にも必要なものはないか |
保育園の転園手続き
自治体の運営する保育園に通っているお子さんの場合は、市町村区の役所(役場)での申請が必要になります。
転居先での保育園の入園希望については、基本的には待機児童数によって状況が異なり、必ずしもすぐに見つかるとは限りません。
また、必要な書類は自治体によって異なり「勤労証明書・在学証明書・保育を必要とする状況報告書」などが主なものになります。
転園先が決まっている場合は、各管轄の保育課の窓口(入園係・認定係など)で書類を提出してください。
20.学校関係の転校手続き
転校の手続きは、同一の市区町村内なのか、市街、もしくは県外なのかによって異なります。
また、公立の小学校なのか市立の小学校なのかによっても手続きは変わってきます。
まとめ
こうして目視化してみると、やるべきことはたくさんありますね…。
ただでさえ引越し準備や、引越し後の慣れない環境で色々ストレスが溜まると思います。
しかし、対応が遅れると旧住所に書類が届いてしまって個人情報が流れてしまうといったリスクもある昨今です。
きちんと時間を割いてやるべきことを1つ1つ着実に進めていきましょう!