こんにちは!黒猫賃貸【風俗・水商売・夜職専門不動産】の中の人です。
賃貸物件の申込みをする際、その物件の保証会社がジャックスであることがあります。ジャックスの賃貸審査の基準は、夜職や水商売、個人事業主には厳しいのか気になる方もいるでしょう。
クレジットカードを発行するジャックスが提供する「家賃保証システム」について、企業情報やその賃貸審査の基準について詳しく解説していきます!
この記事は、水商売・風俗などの夜職専門不動産の現役営業マンが執筆していますので、信憑性は確かです!
保証会社のジャックスとは?
ジャックスの家賃保証は、三菱UFJファイナンシャルグループの「(株)ジャックス」が行う賃貸物件の入居者保証事業です。
ジャックスは、アジアのコンシューマーファイナンスカンパニーのトップブランドを目指して、ショッピングローンや教育ローンなど積極的な事業展開を行っています。
「その買い物には未来がある」のキャッチフレーズでお馴染みの「JACCSカード」のクレジット事業を主体に、多くの金融事業を手がけていて、グループ連結従業員数は6,000名以上・単体でも3,000名に迫る超巨大企業です。
(※コンシューマーファイナンス:購買者・消費者に向けて安定的な資金供給・融資サービスを行う企業のこと)
保証会社ジャックス会社概要
企業名 | 株式会社ジャックス(JACCS) |
従業員数 | 2,692名 |
本社所在地 | 〒150−0013 東京都渋谷区恵比寿4−1−18 恵比寿ネオナート |
TEL | 03−5448−1311 |
加盟信用情報機関 | 公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会・CIC(株式会社シー・アイ・シー) |
ジャックスは国の定める「家賃保証債務業者」に登録はありません。
保証事業での申し込み審査に利用する情報は、貸金業と割賦販売法に基づく「CIC」データになります。
保証会社ジャックスの特徴
株式会社ジャックスは、言わずと知れたMUFG(三菱UFJファイナンシャルグループ)になります。
このジャックスのカード・ペイメント事業のなかで、ペイメントサービスの「集金代行システム」のひとつとして家賃保証が提供されています。
ジャックスは、他の保証会社と併用できるプランもあることから、家主側からの要望で物件の入居条件に指定されるケースも少なくありません。
「保証委託契約書の作成を軽減するプリントNavi」の提供や、口座振替手続きの代わりに「Pay-easy(ペイジー)」の導入を推し進めるなど、保証手続きの簡素化を図っています。
また、ジャックスは審査時間が最短30分と短いのも特徴で、利用者には任意で専用カード「JACCS Card advance」も提供しており、このカードで家賃の支払いを行うとオリジナルポイントが貯まるなどのメリットもあります。
保証会社ジャックスの審査時間・利用料金は?
ジャックスの審査時間と利用料金については次のようになります。
- 審査時間:30~60分程度
- 審査結果:原則不動産会社に通達
- 本人確認:あり
審査の状況により、申し込み記載事項の確認や職場への在籍確認もあります。
保証会社ジャックスの保証利用料金(保証料)
保証会社ジャックスの基本料金体系は2パターンあり、これ以外にも不動産会社ごとのオリジナルプランもあります。
セキュアレントシステム
ジャックスの基本保証プランです。
初回保証料:月額賃料の30%
月額手数料:月額賃料の1%(または700円)
年間更新料:なし
サポートレントシステム
他の保証会社と連携するときのサポートプランです。
初回保証料:なし
月額手数料:月額賃料の1%~1.2%
年間更新料:なし
保証会社ジャックスの審査基準は厳しいの?
保証会社のジャックスは、「信販系」と呼ばれる審査基準で賃貸審査としては「最難関(厳しい)」レベルです。
利用者が「JACCS Card advance」を発行できる状態であることからもわかるように、「クレジットカード発行用の審査」が行われますので、クレヒス(クレジットヒストリー)や借入状況が影響してきます。
保証会社ジャックスの審査を有利にするには?
保証会社ジャックスの審査を有利にするには、クレジット審査にも有効な状況を作る必要があります。
・利用していない無駄なカードは解約する
・年間家賃が年収の3分の1以下である
・携帯電話料金を含む遅延や延滞をなくす
収入と支出のバランス・多重債務状態ではないか・クレヒスなど借入情報がクリーンであること・・というのがポイントです。
保証会社ジャックスは金融ブラックでも大丈夫?
残念ながらジャックスは貸金業法による信用情報審査になるので、金融ブラックと言われる人の利用は難しいでしょう。
もし、ジャックスの利用が難しいときには、LICCやLGOなど信用系の保証会社の利用をおすすめします。
保証会社ジャックスの賃貸審査が通りやすい人とは?
保証会社ジャックスの賃貸審査が通りやすい人としては次のようになります。
- 勤務先(定職)がある
- 勤続年数が長い
- 定期収入が定まっている
- 借入先が少ない
金融審査になるジャックスでは、もちろん経済的に安定している人が有利になります。
しかし、クレジットの場合はパート・アルバイト・主婦(主夫)・学生の人でも審査が通過している点から、必ず正社員でないとならないというわけではありません。
夜職・水商売・個人事業主の人でも、あくまでも「収入と支出のバランス」を気にしておくようにしましょう。
保証会社ジャックスの賃貸審査が通りにくい人の特徴は?
保証会社ジャックスの賃貸審査が通りにくい人の傾向としては、次のようなことが考えられます。
- 借入に延滞情報などがある
- 借入先が多い
- 収入に対して家賃が見合わない
- 申し込み内容に虚偽がある
ジャックスは審査時間が短いため、主に信用情報によって機械的に選別されているものと思われます。
独自の規定による基準を満たすことでオペーレーター業務に移行するスタイルであれば、信用情報での条件が悪ければその場で機械に否決されてしまうということです。
保証会社ジャックスは夜職・水商売・個人事業主でも収入が安定していれば大丈夫
保証会社のジャックスはオリコ・アプラス・エポスなどと並ぶ「信販系」保証会社ですので、審査基準は厳しくなります。
家賃データを共有する協会への加盟や、国の定める認定は取得してはいませんが、運営母体が大きいため信頼性という点では問題はありません。
また、審査基準についても保証会社レベルで厳しいというだけですので、クレジットカード基準では標準的なものになります。
夜職・水商売・個人事業主の人でも借入に問題がなければ、職業での不利益については気にする必要はないでしょう。
ただ、あえて選ぶメリットを感じないという人は、信用系の保証会社を選んだ方が良いかもしれません。
審査基準が緩いというのもありますが、会社ごとに保証料やサービスに幅もあり、万が一の時にも信用情報に影響しないということも差になります。