こんにちは!黒猫賃貸【風俗・水商売・夜職専門不動産】の中の人です。
保証会社のナップを不動産屋さんですすめられたけど安全な会社なの?保証審査は、夜職・水商売・個人事業主でも大丈夫?そんな不安を持つ人のために、今回はナップ賃貸保証の企業情報と審査基準について詳しく解説していきます!
この記事は、水商売・風俗などの夜職専門不動産の現役営業マンが執筆していますので、信憑性は確かです!
保証会社のナップとは?
「日本入居者信用保証NAP」として、2000年より賃借人保証業務に携わる古参の保証会社です。2004年に現在の「ナップ賃貸保証」へと商号変更、2011年に不動産情報サイトの運営を開始するのに合わせ「株式会社ナップ」に再び称号変更し、賃貸保証事業に特化したナップ賃貸保証株式会社は2019年に分社化されています。
ナップ賃貸保証株式会社概要
企業名 | ナップ賃貸保証株式会社 |
設立 | 2001年 |
従業員数 | 80名 |
東京本社所在地 | 〒102−0083 東京都千代田区麹町3−5−2 |
TEL | 0570−055−722 |
加盟信用情報機関 | ・公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会 ・LICC(全国賃貸保証業協会) 家賃債務保証業者登録 国土交通大臣(1)第57号 |
主な加盟団体としては、まず「日本賃貸住宅管理協会」に加盟しており、同協会の「JPM(家賃債務保証事業者協議会)」の定める自主ルールに基づいて運営されています。
国の定める「家賃保証債務業者」にも登録済みの認定企業で、保証申し込みに利用する審査情報は「LICCデータ」です。
東京本社以外にも、新潟・大阪・名古屋・広島・福岡・宮崎・鹿児島にも支店を構えており、熊本に事務管理センターがあります。
保証会社ナップの特徴
代表の坂口氏は熊本出身で、早稲田大学校友会の熊本県支部副幹事長です。
また、熊本県内に全国の不動産情報を提供する賃貸情報サイト「アキベヤ」を運営する株式会社アパハウという関連会社も持っています。
この「アキベヤ」を通じて賃貸物件に申し込むときには、ナップ賃貸保証の事前簡易審査を受けられるようになっている、というのも特徴です。
家賃保証も同時に行う住居の設備サポート「ジュウサポ」や、入院費用の保証を行う医療保証も行っています。
保証会社ナップの審査時間・利用料金は?
保証会社ナップの審査時間と利用料金については次のようになります。
・審査時間:1~2日程度
・審査結果:原則不動産会社に通達
・本人確認:原則なし
審査の状況により、申し込み記載事項の確認や、緊急連絡先への確認があるケースもあります。
(※勤務先への在籍確認については、社会保険のときは保険証のコピーを提出すれば行われません。)
ナップの保証利用料金(保証料)
ナップの初回保証料はプランによって異なります。
月額保証料タイプ
毎月の家賃とともに引き落とされ、物件の住宅設備の修理費も一定額保証してくれるタイプです。
月額料金については、利用する地域・敷金・礼金・月額賃料によって異なります。
各プランの横にはイメージがわかりやすいように、次の条件をもとにシミュレーションした金額をモデルとして表示しましたので参考にしてください。
地域:関東圏での利用
敷金・礼金:なし
契約期間:2年
月額賃料:50,000円
・ゼロすむ(入居時に費用がかからないタイプ):73,000円
・楽すむ(入居時に月額賃料の2ヶ月分を納めるタイプ):70,000円
試算上ではおおよそ月額賃料が1.4倍程度の見込みになりますが、家賃保証・家財保険とともに、住居設備の故障に対し、何度でも修理費用を負担してくれるというものです。
対象:給湯器・エアコン・コンロなどの住居設備の修繕・交換費用(作業代・部品代・出張費)
上限額や免責事項があるので、契約時には詳細をよく確認をしておくようにしましょう。
年払い保証料タイプ
ナップ保証のベーシックな年払いの保証料は、次のようなプランがあります。
・安心プラン
・スタンダードプラン
・アシストプラン
・学割
・事業用
以前の料金体系とプラン名が変わっているため、正確な料金設定については現在不明となっています。
しかし、公式サイト上の保証料については「初回1回のみ」と「分割」が選べ、「年払い・月払い」が選択可能となっていました。
参考までに、過去のナップ賃貸保証の料金体系は次のようになります。
①オンリープラン
初回保証料:月額賃料の70%(別途保証人ありのとき30%)
年間更新料:なし
②ライトプラン
初回保証料:月額賃料の40%(別途保証人ありのとき30%)
年間更新料:月額賃料の15%(別途保証人ありのとき10%)
上記の内容からも、現在の年払い初回保証料の水準は、条件により「月額賃料の30%~70%の範囲」になると予想されます。
保証会社ナップの審査基準は厳しいの?
ナップの審査基準は「中間から緩め」のレベルで、公式サイト上では「承認率95%」としています。
定期的な収入があれば、夜職・水商売・個人事業主の人ならば問題なく利用できるでしょう。
ナップ自体の審査はそこまで厳しいものではありませんが、LICCデータ基準による審査となることがネックになります。
(※一部のサイトでは独立系として紹介されていますが、ナップ賃貸保証は2021年4月現在「信用系」のLICC加盟企業になるのでご注意ください。)
無職や高齢者の人でも保証対象になり、外国人籍の人でも申し込めます。
保証会社ナップの入居審査を有利にするには?
現在無職の人でも、就職先が決まっているときは採用がわかるもの(内定通知など)のコピーを提出することで、ナップの入居審査には有利になります。
また、心配な人はWebから「仮審査」を受けることもできるというのも、ナップ賃貸保証の特徴です。
保証会社ナップは金融ブラックでも大丈夫?
保証会社ナップは金融与信審査を行いませんので、ブラックの人でも大丈夫です。借入金で遅延や滞納があっても、保証審査には影響しません。
遅延家賃の支払いにクレジットカードを利用することもできますが、クレジットカードのショッピング枠を利用するだけですので、ナップ賃貸保証が審査するわけではありません。
保証会社ナップの入居審査が通りやすい人とは?
保証会社ナップの入居審査が通りやすい人としては次のようになります。
・勤務先(定職)がある
・勤続年数が長い
・定期収入が定まっている
夜職・水商売・個人事業主の人でも、安定した収入がある人は有利になります。
保証会社ナップの入居審査が通りにくい人は?
保証会社ナップの入居審査が通りにくい人の傾向としては、次のようなことが考えられます。
・ナップと過去にトラブルがあった
・LICC履歴にトラブル情報がある
・収入に対して家賃が見合わない
・反社会勢力と認識される
・申し込み内容に虚偽がある
審査が比較的緩めのナップ賃貸保証では、基本的な情報に虚偽がなければ難しいことはないと言えます。
ただし、ナップ賃貸保証とのトラブルや、LICC加盟会社で過去に延滞・滞納実績があるときには、その事実は審査に影響するでしょう。
保証会社ナップは夜職・水商売・個人事業主の人でも気軽に利用できます
新たに提供される「ジュウサポ(月額分割式)」サービスの契約実績を伸ばすためにも、現在は特に狙い目と言える状況です。
ジュウサポ自体の料金は高めなので、保証内容との比較検討は必要ですが、契約を急いで進めたい人などには利用価値があるプランになります。
通常の保証プランでも審査は緩めなので、夜職・水商売・個人事業主の人でも、定期的な収入が見込めれば特に問題はありません。
ナップの契約者には、全国の飲食店やホテル・レジャー施設の割引が受けられる「ナップおもてなしClub Off」利用特典もあるなど、入居後にもサービスが充実しているのも魅力になります。
LICC履歴に問題がない人であれば、審査にあまり不安のない会社のひとつとして覚えておけば良いでしょう。